病は気から?

うつ病克服のために、最も重要とされるのが「早期発見・早期治療」です。
比較的早い段階でうつ病に気付き、治療を始めることで、多くの患者さんは数週間で回復すると言われています。
うつ病の早期治療には、一刻も早く病気を自覚することが必要と言えます。

「病は気から」という言葉があります。
一般的にこの言葉、悪い意味で使われていることが多いのではないでしょうか。
「身体の調子が悪いのは、気の持ち様だ」などと、気合が足りない、根性が無いなどというように・・・。
でも、このような捕らえ方はもう昔の話として良いと思います。
「病は気から」という言葉は、最もな言葉です。
うつ病は、精神的症状と同時に、身体的症状も表れます。
頭痛、吐き気、全身のだるさ、めまい、動悸・・・・様々な身体の不調は、「気」から来ています。

ただ、気合が足りないのではなく、精神が「不調だ」とサインを出しているに過ぎません。
「心が弱いから病気になる」という解釈ではなく、「少し休もうよ」と心が呼びかけていると思ってください。