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うつ病の「自責念慮」

うつ病になった人が、すべて同じ症状に陥るということは決して言えません。
しかし、それぞれには似ている点や共通点があり、特徴が重なっていることは事実です。

その中でも、うつ病には「自責念慮(じせきねんりょ)」というものが特徴的に思えます。
自責念慮とは、自尊心に欠いた状態で、自分の価値や存在理由などを否定するものです。
「自分の存在があるだけで申し訳ない」「すべてのことは自分のせい」などという、極端な発想で頭がいっぱいになります。
この自責念慮煮よって、うつ病患者の精神は追い詰められることになるのです。

一時的な感情である、「自己嫌悪」という言葉がありますが、自責念慮は自己嫌悪のエスカレートした形だと言えるでしょう。
単なるうつ病患者の思い込みに過ぎず、周りの人間がそのように煽ったりするわけではありません。

しかし、この自責念慮は患者を救いようのないほどに追い詰めてしまうのでこの不安は一刻も早く取り除いてあげたいものです。
重症の場合は、カウンセラーなどとの対話も必要になるかもしれません。