> トップページ > 様々な種類のうつ病 > 白壁症候群(引越しうつ病)

白壁症候群(引越しうつ病)

多種多様なうつ病原因の中でも、増加するのが「白壁症候群」というものです。
引越しをしたばかりの無職女性・専業主婦に多いのがこの別名、「引越しうつ」というものです
毎日何も変化のない状況で、ただぼーっと壁を見つめているという状況から付けられた病名です。

住み慣れた街や知人などを捨て、新しい環境に来たばかりの軽い「喪失感」からこの引越しうつを引き起こします。
特にこのうつになりやすいといわれる無職女性や専業主婦は、新しい環境に慣れないという不安から、1日中家の中にこもるようになります。
毎日変化のない日常が始まることによって、心に大きな穴が開いたような空虚感を感じます。

人間は環境に順応する力を持っていますので、引越しうつはそう長くは続きません。
しかし本人が、自分の精神状態を病気だと自覚しない場合がほとんどです。
そのため、この引越しうつは自ら命を絶ってしまうという最悪の結果を引き起こす可能性も高いと言われています。
周りの人間の支えと注意が必要なのではないでしょうか。