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うつ病への周囲の理解

うつ病に効果的な治療法は、投薬と休養だということをお話しました。
しかし、うつ病治療はたった一人で行うものではないのです。

薬の処方をしてもらうには、精神科や心療内科に行く必要があり、そこでの医師との対話ももちろん大事です。
そしてもっと重要なのは、家族や友人など、周囲で生活する人々の手助けも必要になります。
そのためには、まずうつ病を患う人の周囲の人間の理解が大切だということを知っていただきたいと思います。

よく耳にするのが、「病気だからと言って、いつまでも寝ているな」「だらだらした生活が体に良くない」などと、周りが患者を煽るケースです。
周囲の協力が得られないと、うつ病を治すために、また重ねてストレスを感じなくてはならないのです。
これでは、治るものも治りません。

周りの人間は、うつ病の正しい知識を身に付け、気長に、温かい目で見守ることが必要だと言えます。
うつ病というものを全く知らない人にとっては、確かに焦ったり、イライラを感じてしまうこともあるとは思います。
しかし、まず「うつ」という心の病気を知り、患者を受け入れてあげる努力をしてほしいと感じます。