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うつ病患者への「間違った接し方」

うつ病に苦しむ人を何とか元気付けようとする周囲の優しさは素晴らしいものです。
しかし、その方法は間違ってはいませんか?
うつ病は、失恋や仕事での失敗で一時的に落胆している状態とは別物です。
安易に考えてはいけません。

例えば、うつ病の同僚を励まそうと、仲間内のパーティーや飲み会に呼ぶ。
これは絶対NGです。
うつ病患者は、元気にしたくてもできないという状況にあるため、周囲との温度差などを感じやすく、逆に孤立感を感じてしまいます。

また、自分より立場の下の人間がうつ病になった場合も要注意です。
部下や後輩がうつ病だと知り、みんなでパーっと憂さを晴らそう、と誘ったとします。
うつ病患者は、上司や先輩の誘いだから、と当然断りにくくなりますよね。
気分が乗らないのにも関わらず、断れずに無理をする羽目になります。

周囲のせっかくの優しさなのですが、うつ病は立派な病気です。
明るく盛り上げたり、大勢で押しかけたり、というのは逆効果です。