うつ病治療ガイド

うつ病の治療に必要な「投薬」ですが、この薬を拒む患者やその家族がいるということも事実です。

うつ病の治療に精神安定剤を使うこともあります。
精神安定剤と抗うつ剤との違いは、精神安定剤の場合、名称通り精神状態を安定させるもので、抗うつ剤はうつ状態を緩和するものです。
また、不眠症状が強い場合は、睡眠導入剤や睡眠薬を使い、適切な眠りを促します。

この、精神安定剤や睡眠薬などを飲むと、薬無しでは生活できなくなるのではないか？というように考える方が多いのです。
また、睡眠薬を多量に摂取することで命の危険に晒されるケースの話を聞く場合も多いと思います。
うつ病患者本人よりも、家族が必死に心配するケースが多いのですが、正しく服用すれば何の問題もありません。

適切な医師の診断を受けて処方された薬であれば、体に害はありませんし、依存性などもありません。
薬の多量摂取が心配であれば、薬の管理は家族が行うなど、対策は充分にとることができます。